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そこのお前! Github Education 一個に含まれるアドバンテージはGithub Education 一個分だぜ
この記事は 筑波大学の情報系の学生 (特に新入生)および 情報系に興味のあるすべての学生 (と新入生)に宛てた記事です。 筆者はGithubの回し者ではありません
Github Educationには学生向けのStudent Developer Pack、教師向けのTeacher Toolbox、学校向けのCampus Programなどがありますが、今回は Student Developer Pack の紹介となります。
TL;DR
Github Education とは?
学生、教師、学校向けの、Githubから提供されるサポートパックです。ソフトウェアの開発に必要なツールを無償で獲得できます。
Q. Education の申し込み方法は?
A. Github Educationのページの Get the Pack
ボタンから申し込めます。申請には一日ほどかかります。
用意するもの
利用計画(How do you plan to use Github?)を聞かれるのですが
達者なことを書かなくても大丈夫です。素直に"For study"と書けば通ります、たぶん。
わからない場合は日本語ガイドをどうぞ ->
https://help.github.com/ja/github/teaching-and-learning-with-github-education/applying-for-a-student-developer-pack
Github Education (Student Developer Pack) の特典
あまりに多すぎて詳細を知らないものがほとんどなので、有名なもの / 利用しているものを紹介します。特典一覧はこちらです。
Github
- 特典: Github Pro のライセンスが貰える(自動付与)
補足: Github Pro
- プライベートリポジトリのcollaborator(共同編集者)の数が無制限に
- プライベートなGithub PagesやWikiが使用可能に
- Github Actions (CI: 継続的インテグレーション) の利用時間を拡張
など。詳細 -> https://github.co.jp/pricing.html
GitKraken
Git
をGUIで使えるようにしてくれるソフトウェア。
git push origin master
やgit commit -m "commit_message"
とコマンドで打たなくても、マウスでaddするファイルや行を選んでコメント書いてcommit / pull / push / marge などができて便利
- 特典: Proアカウントのライセンス1年分
GitKraken Glo
カンバン型のタスク管理システム。Github Issuesとの連携が容易
- 特典: Proアカウントのライセンス1年分
JETBRAINS
統合開発環境の開発元のひとつ。
- 特典: JETBRAINSのIDEおよび.NETツールの全製品が使える
詳しくはこちら -> https://blog.jetbrains.com/jp/2019/08/22/2105
個人的に IntelliJ IDEA
4 はかなりオススメなIDE(統合開発環境)です。筆者はJETBRAINSの回し者ではありません
Travis CI
CI(Continuous Integration)のひとつ。リポジトリにソースをPushすると、自動でビルド・テスト・デプロイしてくれる
Travis CIは、オープンソースのリポジトリには(EducationやProライセンスがなくても)無料で使える
- 特典: プライベートリポジトリとの連携機能を開放
Working Copy
iOS / iPadOS 向けのGitクライアント
- Pro機能が使える
AWS Educate / Microsoft Azure
有名なクラウドサービス。
- 特典: どちらも100ドル分の利用枠が貰える
Heroku
WEBアプリケーションを簡単に公開できるプラットフォーム。
- 特典: 年84$のHobby Dynoが無料
詳しくはこちら -> https://jp.heroku.com/github-students
その他
プライベートリポジトリは作り放題じゃないの?
作り放題ですが、Educationの特典ではなくなりました。
現在、Proはもちろん普通のアカウントに対しても、プライベートリポジトリの所持数に制限はありません。誰でも作り放題 です。
さいごに
- 特典一覧を確認
- いいなと思うものがある -> 学生証と
.ac
アドレスを握りしめて、今すぐEducationを申し込むことをオススメします - いまはそう思わない -> そのうち使い時が来ます。Educationを申し込むことをオススメします
良い世の中ですね。無理せずやっていきましょう。
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